出版して、集客につなげたいと思ったら、何でもかんでも出版したらいいわけではありません。
とくに一般書で出版することは避けるべきです。
理由は簡単、一般書は一般の人、つまり、不特定多数が読む本ということになります。
何でもそうですが、不特定多数に告知しても、集客にはつながりませんよね。
では、どんな本を出すべきかというと、専門書です。
自分自身が何かしらの専門家として、読者の役に立つ本を出版するようにしてください。
ポイントは、絶対に読者に喜んでもらい、読者の信頼を得ることです。
決して、「続きはWebで!」みたいな、読者をガッカリさせるような本は出版しないでくださいね。
専門書で出版するということは、本屋さんにそのジャンルの棚が存在するということです。
では、あなたの集客したいビジネスのターゲットは、どの棚に行くと思いますか?
ここでのポイントは、あなたが出したいジャンルの棚ではなく、あくまでもビジネスのターゲットが行く棚を選択することが重要ということです。
そして、そのターゲットが出版企画書での読者ターゲットということになります。
そして、あなたの専門性を活かして、その棚に来る人のどんな欲求を満たし、どんな悩みを解消できるか考えてみましょう。
本は、何かしらの欲求を満たすためか、悩みを解消するためでなければ、専門書は買われません。
逆に言えば、その棚でターゲットの方に本を買っていただくためには、その棚に来る人の何かしらの欲求を満たすか、悩みを解消するような本でなければ、買っていただくことはできないということです。
それが、出版するべき企画になります。
あとは、その読者の求心力を高めるために、どんな人が書くべきかを考えて著者プロフィールを作り込み、その人たちに理解してもらえるための論調や立ち位置、文体を決めていきましょう。
それが企画の切り口になります。
ここまで決まれば、あとは企画書を作って、出版社に売り込むだけですね。
こういう考えで出版した本は、読者との信頼関係をキッチリと構築し、すでにファン化した読者だけを集客してくれるはずです。